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これからバイオリンを始める人のために

(特に、大人のため)

が、バイオリンを始めたのは、まだ日本に住んでいて、もうすぐ35才になるという頃だった。バイオリンという楽器演奏を聴くのが好きだっただけで、何の知識もなかった。なにしろ思いたってすぐ始めたから、楽器選びは、すべて先生にお任せした。

楽器

バ イオリンを始めて11年になるが、始めの7、8年はフルサイズの楽器を使っていた。音の大きさを考えても、リセール(需要)を考えても、フルサイズの楽器が いいに越した事はない。しかし、私の手は小さく、小さくても子供の頃から始めた人たちは、柔軟性があり問題ないが、私の場合は、小指が簡単に届かないので、 何度も練習しなくてはならなった。だから、第三ポジションシフトが出来るようになってからは、小指を使う所は、よくシフトして、中指を使ったものだ。 (だから、シフトするのは、今より上手かった。)ある時、現在(3番目)の先生に、7/8サイズに変えた方がずっと楽になると言われた。その前の先生には、 3/4サイズに変えたら、、、と脅かされた(?)ことがある。それまで、そんな7/8サイズがあるとは知らず、さっそく探し始めた。運良く、7/8サイズで、古い 楽器、それも、前の楽器を売って買えるのが見つかった。確かに、ラクになった。始めから、これを使ってたら、余計な練習時間を使わずに済んだのだろう。 小指をストレッチして、半音高い音を出すのも可能になった。私のように、小柄で手の小さい人は、理想的には、小さめの楽器で始め、フルサイズに変えたかった ら変えるのがいいのだろう

弓も今は2本目だ。弓は、始めから、いずれ良い弓に買い替える様言われた。始めの弓を使ってる時は、スラーがしにくかった。だから、スラーは難しいと思い込んで いた。ある時、(2番目の)先生の弓を使わせてもらったら楽にできた。この時、弓で、こんなに違うと身を持って知った。値段をきいたら2000ドルとか言って た。始めの先生の弓もそのくらいだったし、その時は、良い弓は高いと、あきらめた。

 

今の先生が連れて行ってくれたバイオリン・ショップには、手軽な値段(350〜500ドル位)でもいい弓がおいてあり、450ドルでいい弓を見つけた。バイオリ ンより先に弓を買い変えた。

 

どのように弓を選んだかというと、お店に行った時、500ドル前後の弓、20本のうち、先ず、先生が試して弾きやすいのを10本選び、その10本を使って、 私の楽器で同じメロディーを弾き、気に入った音が出た弓を5本選んだ。そして次は、自分が弾いて弾きやすく、気に入った音が出た弓を3本くらいに絞り込んだ。 最後の2本で迷い、先生と意見が別れたが、私の意見が尊重されたような記憶がある。それは、多分音だった。それもちょっとした違い。使いやすさでは差はなか った。

弓が変わっても、一つ難点があった。それは、私の指の太さには、弓と毛のスペースが大きいので、上の方を持つように言われてた。しかし、どうしても、慣れた位置に 戻ってしまう。そこで、バットやテニスラケットにテープを巻くようにテープを巻いたら親指がそのスペースに入らなくなり、やっと問題解決。今はテープの代わりに 鉛筆につける柔らかいチューブを付けてる。これは、新しい弓に変えて何年後の事です。

自分の身体にあったバイオリン、弓に出会う迄、長い年月を費やした。始めから、自分に合ったのを使っていたら、もっと早く上達したかと思うと残念。でも、勉強に なった.

上の説明を読んで、始めの先生が悪いと誤解しないように。7/8サイズは、数少なく、特に日本ではそうだ。それに、大人には、やっぱりフルサイズをすすめるだろう。 小さい手でも可能性はないとは言えないし(一応、買う時に、私の手を見た)、音は大きいし、買い変えをする時には、売りやすい。

それから、買い替える時に知ったのだか、日本ではバイリンの数が少ないので、値段はアメリカの3割高だそうです。だから、私は、日本で30万円(弓、ケース入れて 35万)で買ったけど、アメリカで売ると損をすると言われ、結局、日本でお世話になった先生を通して売っていただいた。

アメリカでは、レンタル楽器があるので、買う前に、サイズを試してみることが出来る。私が、2台目を買ったお店(David Stone Violin Shop*)では、レンタルは してないが、買いたい楽器を短期間貸してくれる。だから、レッスンに持って行ったし、オケにも持って行き、何人かに弾いてもらい意見が聞けた。ガット弦で弾き 慣れてないので、ドミナント(合成弦)に取り替えてもらって、弾いてるうちに音が大きくなってきた。長い間弾かれてなかったようである。そして、使いやすさ、 音にも満足し3週間後に購入した。今はまた、この楽器に合った良い合成弦をみつけた

以上が、私の楽器購入経験でした。

 

 

最近は、新しい楽器も注目されている。プロでも新しい楽器を使っている人も増えてきてるようだ。私の先生もバイオリンメーカーに作ってもらったくらいだ。 新しいバ イオリンの特徴としては、一般に音が大きいらしい。リスクもあるが、古い楽器だって、それは同じことだと思う。詳しくは、あるバイオリンショップの  How to Look For and Evaluate the Work of Today's Violin Makers を読んでね。

私のかわいい7/8サイズのバイオリン(左)は、1800年前半に、南ドイツで作られた。ラベルがはがれてしまって、どこの誰が作ったかは定かでないが、 デビット・ストーン氏が鑑定書を書いてくれた。ついでに、フランス製の弓、ケースも鑑定書に書いてくれた。

*David Stone Violin Shop
5629 University Way, Seattle, WA