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オ イストラフの演奏は、完全に彼のものになっている。テンポも速からず、ゆったりと歌い上げる。多少速め弾いてる曲でも、 なぜかゆったりしてる。まるで、高級車で高速を走ってる気分。彼の語り方一つ一つに感動させられ、飽きる事なく途中で本を閉じようなんて思うこ とは全くない。おそらく、彼独特の線の太さも貢献してると思う。多少音にエッジがあるのは、ガット弦を使わなかったからだろう。(どこかで、 ガットを使わないと読んだ。)メンデルスゾーン、チャイコフスキーはもちろん、バッハ、ベートーベン、ブラ−ムス、ブルッフ、 プロコフィエフ、シベリウスの協奏曲という協奏曲、ほとんど申し分ない。
初めてオイストラフのバッハを聴いた印象は、厳しさ、だった。ロマンチストのオイストラフとは全く違ったイメージだ。私はこの厳しさの中にキリスト教 の神は、容赦なく罰を与える厳しい神なんだと感じてしまった。しかし、スロームーブメントは非常に暖かく、寛容さをしっかりコントラストさせてると思 った。これはダブル協奏曲も含めて言える。ダブルは息子のイーゴーとデュオで息がぴったりと合っている。メーニュインとのバッハの共演もあるらしいの でそれを聴きたい。バッハのソナタ(一つしか録音されてないらしい)を聴いてないので是非聴きたい。これも高く評価されている。
Andre Cluytens指揮、Ochestre National de la Radiodiffusion Francaise,1958年録音
カデンサはクライスラー作を起用。これだけでも随分違う。
レフ・オボ−リン(ピアノ)友だちが全曲を録音してくれたが、「春」がいい。演奏家によっては、派手で、スピードある「春」だったり、片方が派手な演奏 をし、統一してない「春」もある。それに比べ、オイストラフとレフ・オボ−リンの「春」は、シンプルで、ゆったりと暖かみある演奏だ。ある評論家曰く 「スパイスが足りない」だって。私に言わせると「ちょうどいい加減」です。また、リヒテルとの録音3曲近年発売されたらしい。
交響曲2番と同じ時期にかかれた姉妹作品。しかし、交響曲は早くできあがったが、ベートーベンのニ短調の協奏曲を意識したためと、友人バイオリニスト、 ヨアヒムの助言を求めながら書いたためか、ブラームスらしく修正しながら書き上げたので時間がかかっている。ヨアヒム独奏、ブラームス指揮で初演されたが、 その時でさえ、まだ手書きの楽譜だった。落ち着き、渋さ、優しく、甘美ありの美しい曲。1も2も良いがオケはクランペラー指揮の方が好み。
始めはフルニエとの録音が気に入っていたが、今はロストロポービッチの方が男性ぽい渋さで気に入ってる。
ブラームスの室内楽を参考にしてね。
Lovro von Matacic指揮、 London Sym Orch、1954年録音
ハイフェッツの演奏と比べたが、やっぱり、オトストラフの方がゆったりして暖かみがあり私好み。
Osian Ellis(ハープ) Jascha Horenstein指揮、London Sym Orch
これは借りたレコードで聴いたが、ハープが加わってなんとも優雅で美しい演奏になっていた。
アラム・ハチャトウリアン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、1965年録音。オイストラフに捧げられた曲で、カデンサはオイストラフ作。未だ彼の 演奏を超えるのはないと言っても過言ではなかろう。
Jean Martinon, Philharmonia Orchestra 1955年録音
初めてこの曲を聴いたのはジョシュワ・ベル独奏で、私好みの音楽ではなかった。それから、約10年後、ベルの生演奏を聴く機会があったが、録音されたの
とほとんどかわらなかった。ただ、非常に難しい技術を要求するパッセージがいくつもあると言うことと、曲が長過ぎると思った。数年後、レーピンのコンサー
トに出かけたが、彼の演奏は難しさを感じさせなかった。でも、やっぱり長くて飽きてしまう部分がある。私は、ラテンぽい、あのねっちょりしたのが好きで
はない。音楽の好みは別として、オイストラフ、パールマンが好みの演奏だ。今、聴いているが、なぜかオイストラフのはいやらしさを感じさせない。
ダビット・オイストラフのページを読んでね。
モーツアルトのオイストラフは落ち着き過ぎて、音色ももっと明るくてもいいのにと思う。
初めてプロコフィエフの協奏曲第1番を聴いた時は、バイオリンの音といい、変な曲だと思った。たまたま夫がレコードを持っていたのだが、独奏者は、イーゴ・オイスラフ であった。それがダビット独奏を聴いた途端に大好きになってしまった。
Rozhestvensky 指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
1965年録音