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BGMの「交響曲7番は」みゅうーさんのmidiをお借りしました。

ベートベンの6番、7番の大発見(?)と解釈

2002年1月

ートベンの交響曲は冒険でいっぱいだ。
2番は、船旅ぽっくて「いっくぞ〜!」と出発合図をかけ未知への旅が始まる。3番の「英雄」は当然、野心的、冒険的で、2番の船に対し、4番は、車輪のある乗り物 (馬車か?)に乗ってるような気分だ。7番は、乗馬って感じだし、常に「動」だ。

その中で異色な6番「田園」は、1997年実際演奏に参加して、私には、まだまだ何と難し過ぎるとわかった。これに限らずみんな難しいのだが。小川、草木、小鳥のつぶ やき囁き、鳴き声と、自然が描かれてて、特に第2楽章の第2バイオリンは常にボソボソ囁いてる。弾いている方としては、細かく、だらだらと変化のあまりない水平線上のおたまじゃくしを追うのに疲れてくる。

第4楽章のあの嵐の場面は変音が凄い。ちっとも上達せず、嫌々練習してる時に大発見したことだが、嵐が終り、最終楽章へ移行する時、180度転換して、それはそれはすご〜く優しくなる。テンダーという言葉がぴったり。「ああ、これはベートーベン自身なんだ」って気がついた。激しさあり、やさしさありの「田園」とはべートーベ ンの自画像だったんだ。激しい感情の起伏で苦しんでるベートーベンが想像できた。 ポロッと涙が流れ落ちた。

もう一つの発見は、第7番。あの2楽章は、昔から葬式行進曲だと思い込んでいた。しかし、何を読んでもどこを探してもそんな事書いてない。ただ、「貴族的な行進」 くらいとしか書かれてない。なぜ、私は「葬送」だと思い込んでたのだろう。でも、この曲を演奏して私なりの解釈が出来たので発表しま〜す。

第1楽章の終わりなんですが、お経が聞こえる。それもグレゴリアン・チャントなんかでなく、「なむあみだぶつ」っぽい。注意してよ〜く聴いてみてください。なおみさんも 「ホントだ!」と言ってから。だから、ここでお経をあげ、次(2楽章)に葬送というのは矛盾してない、と自信を持ってバイオリンの先生に言ったら「じゃあ、あの3楽章のス ケルツォは、どう説明するのか。そして4楽章は?」と言われた。あのスケルツォは「復活!」だと言わなかったけど。そして4楽章は勝利なんだ。無理な説明かしら?誰か助けて〜!

ちなみに誰のベートベンが好きかときかれると、ブルノ・ワルター(指揮)とコロンビア交響楽団。第九は、ゲオルグ・ショルテ指揮、シカゴ交響楽団と、ジェシ−・ノーマン の組合わせが好き。

余談
去年の秋、「エグモント」序曲のリハーサル後、気分壮快だった。後半のアレグロは、勇ましいナポレオンとか、ヨーロッパの騎士が乗馬してる場面が思い浮かぶのに、オケの一人が、カウボーイ映画の題名を言ったので、ガクッ、ときた。やっぱりアメリカ人だねぇ。


2003年8月
そう言えば、若い時、カラヤンの全集のレコードを持っていた。一応全部聴いたが、何度か聴いたのは7、8番くらい。カラヤンを買った理由は、単に人気が定着してたら。 しかし、ある時、彼がナチスに入党したということを読んで以来、ん!?と考えてしまった。数年後、アメリカに行く事になったので、レコードを全部(200枚以上。 その内クラシックは3割程度。今はCD約300枚の内9割がクラシック)処分した。その後、ベートーベンだけでなく、ワルター指揮で気に入ったのが多かったので、 ワルターのベートーベン全集を購入した。

一番人気のある第九は、ショルテ指揮を聴くまで好きでも嫌いでもなかった。ある日、落ち込んで真っ暗な部屋で横になってる時に、第九が流れて来た。ドレスデンだったかな?とにかくドイツのオケ。自分の心境も加担したかも知れないが、あの熱気のある演奏に一種の狂気が聞こえた。なぜ、あれが「喜びの歌」なんだ?確かにシラーの詩はそうなのかもしれない。でも、確かに私は聞こえたのだ。ベートーベンの狂気なのか、それとも演奏家たちのそれだったのか?